中古住宅購入ガイド　～注意点と選び方～

メリット
• お財布に優しい価格: 新築より20〜50%ほどお安く購入できることも多いです。
• 理想の場所に住める可能性: 駅近くや都心部など、新築では難しい立地の物件に出会えるかもしれません。
• すぐに新生活をスタート: 契約後、比較的早くお引越しができます。
• 自分らしい空間づくり: リノベーションで、こだわりの住まいを作れる楽しさがあります。
デメリット
• 設備の古さ: キッチンやお風呂など、リフォームが必要になるかもしれません。
• 見えない部分の不安: 壁の中や床下など、外からは分からない問題がある可能性があります。
• 光熱費が気になる: 特に古い物件は断熱性能が低く、冷暖房費がかさむことも。

1. 築年数と耐震性
・ 2000年以降の物件なら、現在の耐震基準を満たしていることが多いです。
・ それ以前の物件でも、耐震リフォームがされていれば安心です。
2. 立地と将来性
・ 便利さだけでなく、将来の開発計画なども確認しておくと良いでしょう。
・ 自然災害のリスク（浸水の可能性や土砂災害の危険性など）もチェックしておきましょう。
3. 間取りの変更のしやすさ
・ 木造の家は比較的自由に間取りを変えられます。
・ マンションやプレハブの家は、壁を取り払うのが難しいことが多いので注意が必要です。
4. リフォーム済み物件を選ぶ際のポイント
・ 見た目だけでなく、水回りや電気設備なども新しくなっているか確認しましょう。

◎お家を見に行くときは、以下のポイントをチェックしてみてくださいね。
•　床がきちんと平らか、壁にヒビはないか
•　雨漏りの跡はないか
•　窓や戸がスムーズに開閉できるか
•　お水の出具合や排水の速さは問題ないか
•　日当たりや風通しは良好か
•　収納は十分にあるか
•　車の出し入れはしやすそうか
◎マンションの場合は、これらも大切です
•　管理費や修繕積立金は適切な金額か
•　大規模な修繕はいつ頃行われたか、今後の予定は
•　管理組合はしっかり運営されているか

1. 再建築不可物件
将来、建て替えができない可能性がある物件です。
2. セットバックが必要な物件
将来、建物の一部を取り壊さなければならない可能性がある物件です。
3. 借入額が物件価値を超える物件
将来、売却する際に困る可能性があります。

•　中古住宅は新築よりも金利が少し高めになることがあります。
•　築年数によっては、ローンを組みにくくなることもあるので注意が必要です。
•　リフォーム費用も含めた総額で考えることが大切です。
•　固定資産税は、築年数によっては新築より安くなる可能性もありますよ。

1. プロの診断を活用しましょう
建物の状態を専門家に見てもらうことで、隠れた問題を見つけやすくなります。
2. 周辺環境の変化を想像してみましょう
過去の写真や開発計画を確認して、将来の環境変化を予測してみるのも良いですね。
3. 光熱費を考えましょう
断熱改修や省エネ設備の導入で、快適さアップと光熱費ダウンが期待できます。
4. 地域の特徴を知りましょう
地盤の状況、災害リスク、ご近所付き合いの雰囲気なども大切なポイントです。
5. 売主さんの情報も確認しましょう
個人の方からの購入か、不動産会社からの購入か、売却理由は何かなど、知っておくと安心です。

中古住宅購入は、よく調べて慎重に選べば、とても魅力的な選択肢となります。ただ、専門的な知識が必要な場面も多いので、私たち不動産のプロや建築の専門家に相談してみるのも良いでしょう。
大切なのは、そこで暮らす家族の幸せです。数字だけでなく、住んでみての感覚や、将来のライフスタイルの変化なども想像しながら、じっくりと、でも楽しみながら選んでいただけたらと思います。
中古住宅購入に関するご質問やご相談は、いつでもお気軽にお寄せください。皆様の素敵な住まい選びのお手伝いができることを、心より楽しみにしております。